奈良県立生駒高等学校長からのメッセージ

Message from Principal of Ikoma Senior High School


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新たな発見と驚き終業式で式辞を述べられる学校長

 一学期が終了しました。先週は梅雨終盤の大雨が続いて、部活動等へも支障が出るなど大変でしたが、今週は一転盛夏到来、生徒たちは夏期休業に入ります。
 終業式では、この夏休みに各々一学期の成果と課題を検討すること、そしていつもより自由な時間を有効に使うために具体的な目標とその達成期限を決めることを提案し、さらに「私たちは本当によく聴き、よく見ているだろうか」という疑問を投げかけました。生徒たちの授業をはじめとして学校生活の様子を見ていると、彼らは耳や目を開けていても「必要な物事をちゃんと聴き、見ているのだろうか?」という思いをもたずにはいられなかったからです。知識や情報の獲得、マナーやルールの遵守の不十分さもそこに原因があるのではないか。そしてそれが、「自分は今どういう状況にいるのか」という適切な状況判断とその判断をベースにした正しい行動ができるかどうかにつながっていくことになるのだと思います。
 古代ローマのカエサルは「多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない」といったようですが、これは我々大人にとっても難しい問題だといえます。だからこそ、社会に出ようとしている高校生たちには、そのことを自覚し、普段の自分たちの生活を振り返ってみて、見たり聞いたり当たり前にしていると思っていたことを考え直してほしいと思うのです。自分から主体的に周囲の物事を見聞きすることによって「そうだったのか!」という新たな発見と驚きを得て、それがさらに自分をstep upする契機となる、と話したのですが、生徒たちは「よく聴いて」くれたでしょうか?
 二学期、彼らの元気で一歩成長した姿を楽しみにしています。
(2010年 7月 20日)